[2005.03.06]
  眠りの壺


 ▼iPod で不眠に打ち勝つ(TidBITS)
  http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/TidBITS-jp-768.html#lnk6


quote:わたしとTonyaも,夜眠れないことがある。アイディアや仕事関係の考えが頭をよぎってしまうのだが,それで睡眠不足になると翌日の仕事に影響が出てしまう。その解決方法として,わたしはTonyaにiPodでオーディオブックを聴くことを勧めた。iPodで15分のスリープタイマーをセットしてオーディオブックの再生を始めると,Tonyaはすぐ寝てしまった。オーディオブックの内容を聴くことによって,わたしたちの頭のなかに浮かぶ声を静めることができるのだろう。

 私事だけど,わたしも寝るときにはいつも近くに置いたノートPCで動画ファイルを再生していることが多い。もちろんすぐに目は閉じてしまうので,あとは動画の音声を耳で聴いているだけになる。動画が終わればノートPCはスリープに入るし,わたしは嫌な考えや後悔などにさいなまれずに寝ついてしまう。たぶん周りに誰かがいたりするなら,Adam&Tonya夫妻のように,iPodなどのイヤフォンを利用するのもひとつの方法だろう。日本では普及していないが,オーディブル・コムのようなサイトから落としたオーディオブックは,そのよい助けとなってくれるだろう。

 だがたまたま近くにノートPCも携帯オーディオプレイヤーもない夜,シンと静まり返った部屋で目を閉じていると,なんでわたしたちは眠らなくてはいけないのか,と考え出してしまう。よく云われることだけど,1日の1/3ほどをいつも寝て過ごしている人がほとんどだ。つまり60年生きるとしたら,20年は眠っていることになる。これはあまりにももったいない気持ちがしてくる。だが,なぜ眠るかは解明されていない謎であって,答えはまだない。たぶん多くの人は疲れたから眠るんだろうと思っているようだが,わたしたちは疲れたから眠るのではない。ホントにそうなら,どんな危険な場所でも疲れてしまったら寝てしまうことになる。だけどどんな動物でも眠気を我慢して,安全に寝られる場所までたどり着く。そして1日中部屋にいた日も,あちこち動き回った日でも,同じ睡眠を取ることが多い。寝ている間に行われると思われていた傷の回復なども,起きているときでも行われるとわかってきている。

 レイ・メディスという英国の学者は,身体を動かさないようにするために眠るのだと云う。生物は動かない方が安全であり,ムダを防げる。それはどの動物でも同じだ。だからわざと定期的に眠気が起こり,動物はたくさんの時間を寝て過ごす。もしそうだとしたら,わたしたちは眠りをなくすことはできなくても,眠りを起こす物質を制御することで,睡眠時間を短くすることは可能と思われる。いまよりも3時間ほどでも長く起きているのが普通になるなら,もう少し,世の中の動きも,自分の行動も変わるかもしれない。なんてことを考えながら,夜は更けていくのでした。

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